楽天モバイルの料金プランに魅力を感じていた方も、通信品質やサービスに不満を抱くことがあるかもしれません。
一方、LINEMOはSoftBankの安定した回線や「LINEギガフリー」など、独自のメリットを備えています。
本記事では、楽天モバイルからLINEMOへの乗り換えがどのような選択肢になるのか、メリットとデメリットを交えながら詳しく解説します。
- オンラインサポートのみでも支障なし
- 通信品質ストレスなし
- 料金の柔軟性に欠ける
- LINEのギガフリーだから実質プラン以上に利用できる
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楽天モバイルからLINEMOに乗り換えるメリット
楽天モバイルの問題といえば不安定な通信エリアです。
通信の不満で楽天モバイルをからLINEMOへの乗り換えを検討する際、以下の主要なメリットが挙げられます。
- 高速で安定した通信品質
- 3GB〜10GB/30GBと選べるベストプラン
- LINE使用データノーカウント
LINEMOの特徴的なサービスや料金プランは、多くの利用者にとって魅力的な選択肢となるでしょう。
高速で安定した通信速度
LINEMOはソフトバンクの回線を利用しており、基地局が整備が不十分な楽天モバイル比べて通信の安定性と速度に優れています。
- 地下鉄、建物内でも安定した通信
- 安定のSoftBank回線
- 人口カバー率99%
特に、動画視聴やオンラインゲームといったデータ通信量が多い場面でも、ストレスなく利用可能です。
楽天モバイルでは、エリアによって通信速度が不安定になることがありましたが、LINEMOではそのような問題が少なく、全国で安定した接続を期待できます。
利用状況に応じた柔軟な料金プラン
LINEMOはライトユーザー向けのベストプランと30GBのミドルユーザーに対応したベストプランVが用意されています。
楽天モバイルと料金を比較すると割高に感じますが、通信品質と人口カバー率の快適性を比較するとSoftBank回線を使用しているLINEMOはストレスなしで利用できます。
LINEMOはシンプルで明快な料金プランを提供しており、自分のライフスタイルに合わせて選べる点が魅力です。
LINEギガフリーでデータ節約が可能
LINEMOの「LINEギガフリー」機能では、LINEやLINE電話、LINEビデオ通話で使用したデータがカウントされません。
機能 | ギガフリー |
---|---|
音声通話・ビデオ通話の利用 | 対応 |
トークの利用 | 対応 |
トークでの位置情報の共有 | 非対応 |
LINEミーティング | 対応 |
プロフィールの表示・編集・投稿 | 対応 |
LINE Payの利用 | 対応 |
LINEマンガ | 非対応 |
LINEゲーム | 非対応 |
LINE MUSIC | 非対応 |
LINEは日常的に利用するアプリのため、この機能により実質的に基本データ容量以上の通信が可能になります。
データ容量を使い切って速度制限がかかっても、LINEを快適に利用できる点はLINEMOの大きなメリットと言えるでしょう。
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楽天モバイルからLINEMOに乗り換えるデメリット
楽天モバイルからLINEMOへの乗り換えを検討する際のデメリットをご紹介します。
楽天モバイルからLINEMOに乗り換えて感じた不満、データ量が固定されたプランと、無料通話が可能な「Rakuten Link」が使えない点です。
楽天モバイルは通信品質に課題がある一方で、独自のサービスを展開しています。
そのため、楽天モバイルからLINEMOへ乗り換えた場合、サービス内容の違いに不満を感じる可能性があるかもしれません。
データ容量が固定になる
楽天モバイルは、基本料金1,078円/3GBで、使用したデータ量に応じて月額料金が変動する従量制を採用しています。
そのため、データ通信を利用しなかった月は通信費を抑えられるのが特徴です。
一方、LINEMOは「ベストプラン」(3GB/10GB)や「ベストプランV」(30GB)の固定プランとなっており、データ通信を使用しない月でも固定料金が発生します。
LINEMOでは、LINEの使用データ量がカウントされないため、実質的にプラン以上のデータ通信を利用することが可能です。
さらに、「ベストプランV」は30GBを超過した場合でも、最大通信速度が1Mbpsに制限されるだけで、SNSや動画の視聴にはほとんど支障がありません。
ベストプラン | 10〜15GB 最大通信速度 300kbps | 15GB~ 最大通信速度 128kbps |
ベストプランV | 30〜45GB 最大通信速度 1Mbps | 45GB~ 最大通信速度 300kbps |
楽天モバイルで30GBを超えないデータ利用の方には、LINEMOを検討する価値があると言えるでしょう。
データ使用量が月間30GBを超える場合は、SoftBankのメリハリ無制限や楽天モバイルを利用した方が適している可能性があります。
これらのプランは大容量データ通信を必要とするユーザーに対応しており、LINEMOのデータ容量では不足する場合があります。
店舗サポートに非対応
LINEMOはオンライン専用のサービスであり、実店舗でのサポートは提供していません。
一方で、楽天モバイルは店舗、オンライン、電話サポートとフル対応です。
しかし、楽天モバイルの電話サポートは有料回線で30分以上待たされることが多く、オンラインサポートでもオペレーターに接続されるまで1時間以上待つのが一般的です。
それに対して、LINEMOのオンラインサポートはわずか5分程度でオペレーターに接続できるため、問題の解決が迅速です。
LINEMOの料金確認、サポートはLINEで利用できます。
楽天モバイルとLINEMOのサポートを利用しましたが、問題解決までのスピードはLINEMOの方が圧倒的に早かったです。
通話料金の発生
楽天モバイルでは、通話アプリ「Rakuten Link」を使えば通話料無料のかけ放題です。
Rakuten Linkは、LINE電話と同様にデータ通信を利用した通話サービスです。
一方、LINEMOでは通話が従量課金制となっており、国内通話は30秒につき22円(税込)の通話料が発生します。
ただし、LINEMOの「ベストプランV」には「5分かけ放題」が含まれており、また「無制限かけ放題」も月額1,100円で利用可能です。
楽天モバイル | LINEMO | ||
– | ベストプランV | ベストプラン | |
専用アプリ | Rakuten Link/無料 | LINE通話/無料 | LINE通話/無料 |
時間かけ放題 | 15分/1,100円 | 5分/無料 | 5分/550円 |
かけ放題 | – | 1,100円 | 1,650円 |
長時間の通話は、LINEギガフリーを利用したLINE電話を使うことで、実質的にコストが0円になります。
一方、Rakuten Linkでは「15分かけ放題」(月額1,100円)のオプションのみが用意されており、完全かけ放題のプランはありません。
そのため、安定した通話品質を求める場合はLINEMOの方がオススメです。
SPU対象外になる
楽天モバイルを契約していると、楽天市場でのポイント還元率がアップするSPU(スーパーポイントアッププログラム)が4倍の対象です。
しかし、LINEMOに乗り換えると、この特典が利用できなくなり、楽天市場でのポイント還元が減少する点に注意が必要です。
通信費の削減やLINEMOのメリットと比較し、自身のライフスタイルに合った選択を検討しましょう。
楽天モバイルとLINEMO オプション比較
楽天モバイルとLINEMOは、それぞれ特徴的なオプションを提供しています。
楽天モバイル | LINEMO | |
時間かけ放題 | 1,100円/15分 | 550円/5分※ベストプラン |
かけ放題 | – | 1,650円/5分※ベストプラン 1,100円/5分※ベストプランV |
留守電 | 330円/月 | 220円/月 |
割込通話 | 220円/月 | – |
キャリアメール | 込 | 非対応 |
国際ローミング | 基本プラン込/2GB | 980円/3GB〜 |
Apple Watch通信サービス | 550円/月 | – |
詳細を見る | 詳細を見る |
楽天モバイルは、通信と通話の両方でバランスの取れたオプションを提供しており、幅広い利用ニーズに対応しています。
一方、LINEMOは通話オプションを中心としたサービス構成で、周辺端末との連携をサポートするようなサービスは提供されていません。
楽天モバイルからLINEMOに乗り換える手順
楽天モバイルからLINEMOへの乗り換えを検討している方に向けて、具体的な手順を詳しく解説します。
- 楽天モバイル MNP予約番号取得
- LINEMO 申し込み
- 開通手続き
以下の4ステップを順に行うことで、スムーズに乗り換えが可能です。
MNP予約番号の取得
まず、楽天モバイルで利用している電話番号をLINEMOに引き継ぐために、MNP予約番号を取得します。
- my楽天モバイルへアクセス
- 右上の三本線マークから「契約プラン」を選択
- 各種手続きの「その他のお手続き」から「手続きへ進む」を選択
- 他社へのお乗り換え(MNP)を選択
- アンケートに回答
- MNP予約番号を発行する
MNP予約番号の発行後にキャンセルすることはできません。
予約番号は有効期限が過ぎると失効します。
再発行が必要な場合は、改めて手続きを行う必要があります。
楽天モバイルとLINEMOはMNPワンストップ対応の通信会社のため、LINEMOの申し込み中にMNP乗り換え手続きができます。
MNPワンストップは、MNP予約番号の有効期限がない手続き方法で、乗り換え手続きにおすすめです。
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LINEMOへの申し込み
LINEMOの申し込みはオンライン限定で受け付けています。
事前に必要書類を準備しておくことで、手続きがスムーズに進みます。
- MNP予約番号
- クレジットカード or 銀行口座
- スマホ
- 本人確認書類
次に、LINEMOの公式ウェブサイトにアクセスして申し込みを行います。
- LINEMO公式サイトへアクセス
- 申し込み種別を選択(新規 or 乗り換え)
- プランを選択する
- 契約情報を入力する
- 本人確認書類をアップロードする
- 申し込み完了
申し込み完了時に発行される受注番号は回線切り替え時に必要になります。
SIMカードの受け取りと回線切り替えについて
申し込みが完了すると、eSIMは最短で即日発行され、SIMカードは最短で翌日に自宅へ配送されます。
LINEMOのSIMを受け取った後、回線切り替え手続きを行い、そのSIMを挿入すれば利用可能です。
- LINEMO回線切り替え作業を行う
- SIMカードを挿し替える
- スマホを再起動する
回線切り替えにはLINEMO申し込みで発行された受注番号を入力します。
SIMが到着して6日経過するとLINEMO側で強制的に回線切り替え作業が行なわれます。
回線切り替え作業が行なわれた際にはSIMを入れ替えて、スマホのAPNの設定を変更すればLINEMOを利用できます。
APN、スマホの設定
iPhoneの場合、SIMカードを挿し替えてスマホを再起動するだけで、LINEMOを利用できます。
一方、AndroidではAPN設定を行う必要があります。
- Androidの設定
- ネットワークとインターネット
- モバイルネットワーク
- アクセスポイント
- LINEMOのAPNを選択/追加する
APN設定
- APN:plus.acs.jp
- ユーザー名:lm
- パスワード:lm
- MCC::440
- MNC:20
- 認証タイプ:CHAP
- APANタイプ:default,mms,supl,hipri
回線切替が完了すると、楽天モバイルの契約が自動的に解約されます。
楽天モバイルからLINEMOに乗り換える時の費用
楽天モバイルからLINEMOに乗り換える際の費用は発生しません。
楽天モバイル 解約違約金 | 0円 |
---|---|
MNP予約番号発行手数料 | 0円 |
LINEMO 初期費用 | 0円 |
SIMカード発行手数料 | 0円 |
SIMカード再発行手数料 | 0円 |
LINEMOで使用できるスマホ
LINEMOではSIMロックが解除されたスマホが必要です。
楽天モバイルで使用していたスマホはSIMフリースマホのためLINEMOで利用できます。
- 2021年9月30日以前に(docomo、au、SoftBank)で購入したスマホ
- LINEMO動作未確認のスマホ
LINEMO公式サイトで対応スマホが確認できます。
LINEMO動作確認済みiPhoneはiPhone8(2017年発売)以降に発売されたモデルです。
楽天モバイルのオリジナルスマホであるRakuten HandやRakuten Miniは、動作保証が取れていないため、乗り換えを検討する際には機種変更を考えることをおすすめします。
実際にLINEMOに乗り換えて感じたメリットとデメリット
LINEMOは、シンプルな料金プランや「LINEギガフリー」などの魅力的なサービスが特徴ですが、実際に乗り換えてみると良い点もあれば気になる点も見えてきます。
ここでは、LINEMOを実際に利用した体験をもとに、感じたメリットとデメリットについて詳しく解説します。
オンラインサポートでも支障はない
LINEMOはオンライン専用のサービスであり、申し込みからサポートまで全てウェブ上で完結します。
そのため、店舗での対面サポートは提供されていません。
しかし、公式サイトやチャットサポートを通じて迅速な対応が受けられるため、オンラインでの手続きに慣れている方にとっては特に問題なく利用できるでしょう。
そもそもサポートを利用する機会がそんなにない!
データ通信のストレスはなくなった
LINEMOはソフトバンクの回線を利用しており、通信速度が安定しています。
一方、楽天モバイルは自社回線とパートナー回線を併用していますが、地下鉄やビル内では通信品質にばらつきが見られることがあります。
そのため、楽天モバイルからLINEMOに乗り換えることで、データ通信のストレスが軽減される可能性があります。
使い方で料金が割高になった
楽天モバイルからLINEMOに乗り換えると、利用状況によっては月額料金が高くなります。
LINEMOの「ベストプランV」は、月間20GBで2,970円(税込)と、楽天モバイルの20GB利用時の料金(2,178円(税込))よりも高額になります。
さらに、LINEMOの料金は固定であるのに対し、楽天モバイルは利用したデータ量に応じて料金が変動するため、月間のデータ使用量が少ない場合は月額1,078円で利用できることもあります。
こうした柔軟性を考えると、データ使用量に応じてコストを抑えたいユーザーにとって、楽天モバイルの料金プランは非常に優れた選択肢と言えます。
楽天ポイントを使えた楽天モバイルは実質価格が抑えられたのよね。
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乗り換えのタイミングと注意点
楽天モバイルからLINEMOへの乗り換えを検討する際、適切なタイミングと手続きに関する注意点を押さえておくことが重要です。
LINEMOへの乗り換え手続きを行うと、楽天モバイルの契約は自動的に解約されます。
乗り換えに最適な時期
楽天モバイルの料金は日割り計算が適用されないため、月の途中で解約しても1か月分の料金が全額請求されます。
一方で、LINEMOの料金は利用開始日に応じて日割り計算される仕組みです。
そのため、月末に楽天モバイルを解約し、同日にLINEMOを契約することで、二重請求の期間を最小限に抑えることが可能です。
このように、解約や契約のタイミングを工夫することで、無駄な出費を抑えられる点は大きなメリットとなります。
日割り請求について
楽天モバイルは解約月の料金が日割り計算されないため、月初に解約するとその月の料金を全額支払う必要があります。
楽天モバイル | LINEMO | |
契約月 | 日割りなし | 日割り対象 |
解約月 | 日割りなし | 日割りなし |
一方で、LINEMOは契約開始月の料金が日割り計算される仕組みのため、月末に契約を開始することで、その月の料金負担を大幅に軽減できます。
これらを踏まえ、解約と契約のタイミングを調整することで、より効率的に費用を抑えることが可能です。
LINEMO乗り換えキャンペーンについて
LINEMOでは、他社からの乗り換えでPayPayポイントがもらえるキャンペーンを実施しています。
ベストプランV | ベストプラン | |
他社から乗り換え | 20,000円相当 | 10,340円相当 |
新規契約 | 10,000円相当 | 10,340円相当 |
付与タイミング | 開通から7ヶ月目 | 開通から7ヶ月目 |
PayPayポイントの付与タイミングは、ベストプランVの場合は開通月の翌月を1ヶ月目として数え、10ヶ月目に付与されます。ベストプランでは開通月の翌月を1ヶ月目として数え、同様に10ヶ月目に付与されます。
過去にLINEMOの乗り換えキャンペーンを利用したLINEアカウントは対象外となります。
また、ソフトバンク、Y!mobile、LINEモバイルからの乗り換えもキャンペーンの対象外です。
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FAQ
まとめ
楽天モバイルからLINEMOへの乗り換えは、通信速度や料金プランの柔軟性など多くのメリットがあります。
しかし、無制限プランがないことや店舗サポートが受けられない点などのデメリットも存在します。
自身の利用状況やニーズを考慮し、最適なタイミングでの乗り換えを検討しましょう。
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