iPadを選ぶ時にストレージや通信形態の選択を間違えると、iPadを想像していた使い方ができないケースが考えられます。
特にiPad Wi-Fiモデルを購入し後にiPhoneのように単独通信させたいと思ってもiPad Cellularモデルへと買い替えるしかありません。
本記事ではiPad Cellularモデルの特徴とiPadのために契約する通信プランについて解説しています。
iPad Cellularモデルは通信会社と契約したSIMを挿せば、外出先でも電源を入れればネット接続できて便利です。
iPad Cellularモデルのおすすめの月額プランは…
- スマホとセットプランならauの「使い放題MAX5G/4G」
- 割引なしの1プライスプラン「ahamo」
- iPad単独契約なら楽天モバイル「Rakuten最強プラン」
- 追加料金なしデータシェア
- データシェアは30GBまで
- 基本料金に+1,100円
- スマホと合わせて30GB迄
- 大盛りのサブ端末は30GB迄
- 基本料金:1,078円/3GB~
- 無制限でも3,278円
- 楽天ポイントが貯まる
- iPadの種類
- iPadの購入方法
- iPad Cellularモデルで契約できる通信プラン
光割や家族割が適用されていない人はahamoのデータシェア。
スマホの通信プランがMVNOやUQ mobileなどのサブブランドを契約している人はデータ専用プランのRakuten最強プランがお勧めです。
iPadの選び方
iPadには4種類のモデルが発売されています。
モデル | 特徴 |
---|---|
iPad | 手頃な価格で基本的なタスクに適しています。 |
iPad Air | 高性能で、プロの作業にも対応しています。(Macと同じCPU搭載) |
iPad Pro | 最高の性能とプロソフトウェアのサポートを備えています。(Macと同じ最高CPU搭載) |
iPad mini | コンパクトで持ち運びに便利なサイズで、基本的なタスクに適しています。 |
iPad AirとiPad proはMacと同じCPUが搭載され、Magic KebordやBluetoothキーボードと組み合わせでMac感覚で利用でます。
さらにiPadにWi-FIで通信するWi-FiモデルとCellularモデルが販売されています。
Wi-Fiモデルはデータ通信はWI-Fiのみで、CellularモデルはWi-Fi + SIMを挿入すれば4G/5G通信でiPadを利用できるiPadモデルです。
iPad Wi-Fiモデルは購入後にCellular機能を追加できないため購入時に使用用途を確認してから購入しましょう。
iPad Pro | iPad Air | iPad | iPad mini | |
---|---|---|---|---|
128GB~2TB | 64GB/256GB | 64GB/256GB | 64GB/256GB | |
Cellularモデル 価格 | 148,000円〜 | 116,800円〜 | 92,800円〜 | 102,800円〜 |
Wi-Fiモデル 価格 | 124,800円 | 92,800円〜 | 68,800円〜 | 70,800円〜 |
ディスプレイ サイズ | 11inch | 10.9inch | 10.9inch | 8.3inch |
通信 | 4G/5G | 4G/5G | 4G/5G | 4G/5G |
チップ | M2チップ | M1チップ | A14 | A15 |
SIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM/eSIM |
iPadセルラーモデルとは?
- 通信場所を選ばない
- 海外でも現地のSIMを挿せばデータ通信ができる
- 5G通信に対応
- Wi-Fi接続する手間が省ける
iPadセルラーモデルとは、携帯電話の通信ネットワーク(4Gや5Gなど)を使用してネット接続するiPadモデル。
もちろん、SIMを挿入していなくてもWi-Fiを利用してネット閲覧が可能です。
iPad単独で通信するためには通信会社と通信契約をする必要があります。
iPadセルラーモデル オススメな人
- 外出先でビジネス・クリエイトの作業をしたい人
- 旅行者
- リモートワーカー
外出先でiPadを多用する人は電源入れてすぐにネット接続できるiPad Cellularがオススメです。
iPad ProやiPad airのCPUはMacで使われているM2チップとM1チップが搭載されています。
Magic KeybordやBluetoothキーボードを持ち歩けばパソコンとしても利用できて便利。
Wi-FiモデルはCellularモデルに拡張ができないので、iPadを購入する時に使用目的を明確にしてiPad選びを行いましょう。
iPad Cellularモデルの月額料金について
iPad Cellularモデルを単独で通信させるためには通信プラン、またはキャリアの通信契約を結ぶ必要があります。
- iPad用に通信プランを契約する
- スマホの通信プランとシェアする
個人でiPad用の通信プランを検討するのであれば、スマホの料金プランとシェアするオプションがオススメです。
スマホの通信プランとデータ通信をシェアする
キャリアには通信プラのデータをシェアするオプションが用意されています。
スマホの通信プランでデータ無制限を契約している人はスマホの通信プランとシェアした方がお得です。
通信事業者 | プラン | 月額料金 |
---|---|---|
ドコモ(eximo) | データプラス | 1,100円 |
ahamo | データプラス | 1,100円 |
au | データシェア | 1,100円 |
ソフトバンク | データシェアプラス | 550円 |
スマホの料金プランをiPadとシェアする場合、大容量プランまたは、データ使い放題がオススメです。
少量プランでデータシェアをすると、すぐに速度制限がかかってしまいます。
docomo データプラス(eximo)
データプラス | 1,100円 |
データ容量上限 | 30GB |
docomoの「eximo」はデータ使い放題なのでiPadとデータシェアしても速度制限の心配は少ないです。
データプラスの仕様でiPadは30GBまでと制限はあるものの、iPadのデータ通信量が30GBを超えてしまっても翌月になるまでスマホのテザリングで快適にデータ通信を行えます。
eximoの基本料金はドコモ光割や家族割などの割引サービスが適用されてお得な通信プランです。
割引が適用されない場合はdocomoのオンライン専用プランahamoの方がお得になる場合もあります。
データプラス ahamo
ahamo 月額料金 | 2,970円 |
データプラス | 1,100円 |
データ容量上限 | 30GB |
ahamoのデータプラスは基本ギガをサブ端末とシェアするサービスです。
iPadのために新たに通信契約を結ぶ必要がなくahamoのオプションとして、サブ端末で通信できます。
ペア回線でのデータ使用量は最大30GBまでとなっており、ahamo大盛りでは、110GBのうち30GBをペア回線で利用できます。
自宅割や家族割など割引が適用されない場合、ahamoの方がお得になるケースがあります。
仮に月のデータ通信量が30GBに満たない時に、はahamo大盛りを外せば月額料金が4,070円で済みます。
ahamo | eximo | ||
---|---|---|---|
通常料金 | 最大割引 | ||
基本料金 | 2,970円 | 7,315円 | 4,928円 |
データプラス | 1,100円 | 1,100円 | 1,100円 |
ahamo大盛り | 1,980円 | ||
6,050円 | 8,415円 | 6,028円 |
ahamo大盛りを追加されたデータ容量は110GBと制限はあるものの、スマホとiPadの総データ容量が110GB以内なら最大6,050円とeximoの割引前の料金よりもお得です。
データシェア(au)
データシェア | 1,100円 |
データ容量 | 30GB |
auでiPadやタブレットなどサブ端末を最大5台までペア連携できるデータシェアが提供されています。
auは使い放題MAXとサブスクとのセットで、関連端末は最大60GBまで利用できます。
通信プラン | iPadで利用できるデータ容量 |
---|---|
使い放題MAX 5G/4G | 30GB |
使い放題MAX 5G/4G Netflixパック(P) | 60GB |
使い放題MAX 5G with Amazonプライム | 60GB |
使い放題MAX 5G/4G DAZNパック | 60GB |
使い放題MAX 5G/4G テレビパック | 60GB |
使い放題MAX 5G ALL STARパック | 60GB |
使い放題MAXは自宅割や家族割などの割引サービスが適用されてお得な料金プランです。
データシェアプラス(SoftBank)
データシェアプラス | 550円 |
データ容量 | 30GB |
SoftBankは通信プランでペア回線が利用できるデータ容量が変動します。
プラン名 | データ量 |
---|---|
ペイトク無制限 | 50GB |
メリハリ無制限+ | 50GB |
メリハリ無制限 | 30GB |
SoftBankの無制限プランはおうち割やPayPayカードお支払い割が適用されてお得な料金プランです。
メリハリ無制限は使用データ容量が200GBを超過すると最大通信速度が4.5Mbpsに速度制限されます。
データ通信プランの種類と選び方のポイント
iPad用に通信プランを契約してネット接続する方法を紹介します。
iPadに対応した通信プランはデータ繰り越しができるMVNO(格安SIM)から通信品質はキャリアと同じオンライン専用プランがあります。
楽天モバイル
Rakuten最強プランでデータ通信専用プランが用意されています。
Rakuten最強プランと同様に基本料金が1,078円/3GBで使用したデータ量に応じて基本料金が変動していきます。
データ量 | 月額料金 |
---|---|
3GB(基本料金) | 1,078円 |
20GB | 2,178円 |
20GB〜 | 3,278円 |
- 使わなかった月は1,078円
- 無制限でも3,278円だから速度制限なし
- 2GB/月の海外ローミング込み
電波の不安定さに対する懸念があった楽天モバイルですが、「Rakuten最強プラン」の導入により、楽天モバイルのカバーエリア外でもパートナー回線であるauを利用して通信が可能になりました。
基本料金は3GBで1,078円と、どれだけ使用しても3,278円という低コスト。この料金プランはiPad用の通信プランとしても最適です。
LINEMO 二段階式の従量制
LINEMOはSoftBank回線を利用したオンライン専用プランでiPadにも対応した通信プランです。
LINEMOの特徴はギガを二段階式になっていて、基本ギガを消費すると自動的に二段階目の料金体系に変動します。
ベストプラン | ベストプランV | |
---|---|---|
基本料金 | 990円/3GB | 2,970円/20GB |
二段階目 | 2,090円/10GB | 3,960円/30GB |
iPadはギガを使う月と使わない月と偏りが出るケースもあるので、ベストプランの場合、使わない月は990/3GBに抑えられるのもLINEMOのメリットです。
SoftBank回線だから都心部、生活エリアは安定的な通信品質が保てのもLINEMOの魅力です。
IIJmio
データ容量 | SIMカード | eSIM |
---|---|---|
SIMカード発行手数料 | 443.4円 | – |
2GB | 740円 | 440円/月 |
5GB | 900円 | 660円/月 |
10GB | 1,400円 | 1,100円/月 |
15GB | 1,730円 | 1,430円/月 |
20GB | 1,950円 | 1,650円/月 |
IIJmioにはdocomo回線を利用したデータ通信用の通信プランが用意されています。
eSIMにも対応しておりSIMカードに比べると月額料金が300円安い価格設定になっているため、eSIM対応のiPadならeSIMがオススメです。
- 初期費用:3,300円、SIM発行手数料:443.4円(SIMカード)が発生する
- 440円/2GBから用意されている
- docomo回線
- 時間帯で速度制限がかかる
- 未使用データは翌月まで繰り越せる
月額料金はpovoや楽天モバイルと比較すると低価格ですが、朝や通勤時間帯などデータ通信が混み合う時間帯には速度制限がかかってしまうデメリットがあります。
povo2.0(au回線)
データ容量(有効期限) | 料金 |
---|---|
24時間使い放題 | 330円/回 |
1GB(7日間) | 390円/回 |
3GB(30日間) | 990円/回 |
20GB(30日間) | 2,700円/回 |
60GB(90日間) | 6,490円/回 |
150GB(180日間) | 12,980円/回 |
データ有効期限、またはデータ容量のどちらか到達した時点でデータをトッピングする料金プランです。
povo2.0を使用しない時はトッピングしなければ料金が発生しないためiPad向きのプランと言えるでしょう。
また、データ容量の有効期限が180日の大容量プランは月でトッピングするよりもお得です。
\ 好きな時に必要なだけでデータチャージ /
iPad Cellularモデル本体 どこがお得?
iPad Cellularモデルの取扱店舗をご紹介します。
iPad Pro 128GB | iPad Air 64GB | iPad 64GB | iPad mini 64GB | |
Apple | 148,000円 | 116,800円 | 92,800円 | 102,800円 |
Amazon | 148,000円 | 116,800円 | 92,800円 | 102,799円 |
docomo | 166,980円 | 130,020円 | 106,590円 | 116,490円 |
au | 149,710円 | 125,910円 | 95,650円 | 105,710円 |
SoftBank | 167,760円 | 131,040円 | 104,400円 | 116,640円 |
ヤマダ電気 | 148,00円 | 116,800円 | 92,800円 | 102,800円 |
iPadをお得に購入するなら、Amazonやヤマダ電機のようなポイント還元制度がある店舗がおすすめです。
ドコモ、au、ソフトバンクは公式価格よりも高めですが、通信会社独自のポイント利用や残価設定プログラムが利用可能です。
- docomo:いつでもカエドキプログラム
- au:スマホトクするプログラム
- SoftBank:新トクするサポート
iPad Wi-Fiモデルで単独通信させたい場合
iPadのWi-FiモデルにはSIMカードスロットがないため、直接のモバイルデータ通信はできません。
しかし、外出先でインターネットを利用したい場合は、スマートフォンのテザリング機能を使用してiPadをインターネットに接続することができます。
多くのスマートフォンと通信プランはテザリングに対応しており、この機能を活用すればWi-Fiがない場所でもiPadでデータ通信が可能です。
ただし、テザリングで使用するデータ量はスマートフォンの通信プランに含まれているデータ量から消費されるので、ご注意ください。
ドコモ(60GB)、au(30GB)、ソフトバンク(30GB)のプランにはテザリングのデータ使用上限が設定されています。上限を超えそうな場合は、ポケットWi-Fiやテザリング上限がないRakuten最強プランがオススメです。
iPad Cellular モデル まとめ
外出先でiPadをよく使う人は、電源を入れたらすぐにデータ通信が可能なモバイル通信契約済みのiPad Cellularモデルがおすすめです。
- Wi-Fi接続の省略
- テザリング設定の省略
- セキュリティ
ホテルや公共のWi-Fiを利用する際にはセキュリティ漏洩のリスクが伴います。
特に、ビジネスや金融関連のアプリやページを使用する際は、安全なWi-Fi環境、または他の誰も接続できない個人のモバイル通信が望ましいです。
iPad Cellularモデルは端末料金とランニングコストがかかりますが、その安心感と快適さを考えれば、コストパフォーマンスは良いと言えます。
- スマホの通信プランとデータをシェアする(docomo/au/SoftBank)
- iPad用に通信プランを契約する
スマホの通信プランが使い放題を契約している人はデータシェアできるオプションがオススメです。
データ無制限ではない人はpovo2.0やIIJmio、Rakuten最強プランなどデータ専用通信プランを推奨します。