2025年9月10日(水)にApple WatchSE3とApple Watch 11が発表されました。
発売日 | 2025年9月19日(金) |
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前モデルのApple Watch SE(第2世代)より2,000円〜3,000円程度値上げされたものの、常時点灯や高速充電に対応している点を考えると、依然としてコストパフォーマンスに優れたモデルです。
40mm | 44mm | |
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GPS | 37,800円 | 42,800円 |
Cellular | 45,800円 | 50,800円 |
Apple Watch11との機能差も気になると思いますが、健康測定機能やディスプレイの照度などの違いああるもののiPhoneとの連携であればApple Watch SEで十分です。
- ディスプレイサイズ
- ディスプレイ照度
- 心電図アプリの有無
- 高速充電時間
- バッテリー持続時間
Apple Watch11の価格帯には手が出せない人にお勧めしたいApple WatchがApple Watch SEです。
健康測定機能にこだわらなければ、バッテリー持続時間などはApple Watchと大きな差はありません。
交通系ICやバーコード決済、iPhoneとの連携も利用できるApple Watchです。
iPhoneと連携できれば十分と考えている方にはApple Watch SEで十分です。
Apple Watchは欲しいけどApple Watchスタンダードモデル、Apple Watch9に手は届かない方にApple Watch SEがオススメです。
- iPhoneと連携できて交通系ICやPayPayが使えればいい
- GPSモデル/Cellularモデルから選べる
- Nikeモデルも用意されている
- 健康測定機能は重要視しない
Apple WatchSEの特徴
2025年9月19日に発売されるApple WatchSE3はに2022年以来の第3世代モデルです。
Apple Watch SE2からの最大の変化は「常時点灯」に対応した点です。
- 常時点灯に対応
- 高速充電に対応
- 手首フリックに対応
Apple Watch SE3 基本情報
40mm | 45mm | |
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GPS | 37,800円 | 42,800円 |
Cellular | 45,800円 | 50,800円 |
ミッドナイト
スターライト
- GPS + Cellularモデルについて
- GPS + CellularモデルはSIM情報を書き込めるApple Watchです。
SIM書き込めばiPhoneが近くにない状態でも通信と通話ができます。
- ラバー
- テキスタイル
- スポーツバンド
- NIKEバンド
※一部バンドはAppleオフィシャルのみの取り扱いです。
Apple Watch SEの機能について
Apple WatchSE(第三世代)はApple Watch Seriesモデルの一部機能を削減したApple Watch廉価版モデルです。
SE3と同時に発売されるApple Watch 11との機能と価格を比較してみましょう。
Apple Watch SE | Apple Watch 11 | |
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サイズ | 40mm/44mm | 41mm/45mm |
ディスプレイ | 最大1,000ニト | 最大2,000ニト |
常時点灯 | 常時点灯 | 常時点灯 |
チップ | S10 | S10 |
ダブルタップ | タブルタップ | タブルタップ |
Siri | 単独Siri対応 | 単独Siri対応 |
心電図アプリ | × | ⚪︎ |
皮膚温センサー | × | ⚪︎ |
排卵日推測 | × | ⚪︎ |
防水性能 | 50m | 50m |
低電力モード | 最大32時間 | 最大38時間 |
高速充電 | 約45分で0%から80%まで充電 | 約30分で0%から80%まで充電 |
モデル | GPS/GPS + Cellular | GPS/GPS + Cellular |
- Apple Watch9との違い
- Apple Watch SEは健康を測定する機能とSiriの機能、画面の明るさ、処理速度です。
常時点灯のApple Watch7以降のApple Watchを使用していない人は不自由さは感じられません。
iPhoneと連携させて便利に使いたいだけならApple Watch SEで十分です。
本記事に掲載されているApple Watch SEは第一世代です。
スペックについては第二世代の仕様をご紹介しています。
Apple Watch SE3の特徴について
Apple Watch SE3はiPhoneの連携やワークアウトなどスマートウォッチの機能が搭載されたApple Watchの廉価版モデルです。
Apple Watch 11と比較するとデザインやガラス素材に違いはありますが、比較しなければ特に気になる点はありません。
Apple Watch SE3 常時点灯機能搭載
常時点灯が非対応だったApple Watch SE2が、Apple Watch SE3では常時点灯に対応。
稀に反応しなかった画像点灯の悩みから解放されます。
常時点灯機能の有無でApple Watch Seriesを購入していた人も選択肢として、Apple Watch SEにも広がります。
チップはApple Watch10/11と同じ「S10チップ」
Apple Watch SE3には、Apple Watch 11と同じ「S10チップ」が搭載されています。
従来のSEシリーズは常にひと世代前のチップを採用してきましたが、今回のSE3では最新のスタンダードモデルと同等のチップが使われています。
一方で、Apple Watch 11も前モデル(Series 10)と同じS10チップを採用しているため、処理速度の大幅な向上は期待できません。
ダブルタップ/手首フリックに対応
Apple Watch SE3では、ハンズフリーで操作できる「手首フリック」と「ダブルタップ」が利用可能です。
ダブルタップは、装着した手の親指と人差し指を軽く2回トントンと合わせることで、電話の応答やタイマーの停止、音楽の再生などを行えます。
Apple Watch 11から利用できる「手首フリック」では、表示中の通知に対して手首をひねる動作を行うことで、ホーム画面へ戻ることができます。
動作の設定は個別に設定できるかは不明ですがApple Watch SEでも片手で操作ができる機能が追加されました。
高速充電に対応
Apple Watch SE3は高速充電に対応し、約45分で0%から80%まで充電できるようになりました。
バッテリー持続時間は最大18時間と従来から変わりませんが、充電時間の短縮によって利便性は確実に向上しています。
GPSモデルとCellularモデルの違い
Apple Watch SEも「GPSモデル」と「GPS + Cellularモデル」が用意されており、「GPS + Cellularモデル」は通信会社と契約すればApple Watch単独で通信できます。
GPSモデルとCellularモデルの違い
GPSモデル | Cellularモデル |
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iPhoneを介してデータ通信 交通系ICは単独で利用可能 iPhoneの通知、操作ができる | iPhoneの電話番号をApple Watchと共有 通信プランと契約で単独通信 Apple WatchだけでLINE,PayPayの利用が可 iPhoneの通知、操作ができる |
Cellularモデルを単独通信させる為には通信会社と契約が必要です。
通信プラン | サービス名 | 月額料金 |
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docomo | ワンナンバーサービス | 550円 |
au | ナンバーシェア | 385円 |
SoftBank | Apple Watch モバイル通信サービス | 385円 |
楽天モバイル | 電話番号シェアサービス | 550円 |
ahamo | ワンナンバーサービス | 550円 |
Apple Watch SE 付属品
- Apple Watch本体
- WatchバンドS/M
- WatchバンドL
- 1m磁気充電ケーブル
Apple Watch SE 外観
Apple WatchSE 44mmモデルのデザインをチェックしていきましょう。
「GPSモデル」、「GPS + Cellularモデル」ともにデザインは同じです。
Apple Watch SEデザイン
▼GPS 44mmモデル▼
Apple Watch SE(44mm)サイズ
Apple Watch SE44mmモデルを実測!
▼Watch本体の重量は36g▼
▼縦サイズは46.1mm▼
▼横サイズは約40.5mmg▼
実際にApple Watchのサイズを測定してみると縦サイズがモデルサイズとなっています。
▼厚さは11.4mm▼
44mmサイズのApple Watchを装着すると女性はもちろん、腕の細い男性にはApple Watchの存在感が際立ってしまいます。
41mmモデルではサイズが小さく、男性は操作し難いと考えられます。
Apple Watch SE 設定
Apple Watchのペアリングは電源を入れて、Apple WatchをiPhoneに近づけるとペアリングが開始されます。
Apple Watchの電源を入れてiPhoneを近づけるとApple Watchを検知します。
「続ける」を選択するとペアリングが開始されます。
iPhoneとペアリングしたい場合は「自分用に設定」を選択。
- 「ファミリーメンバー用」について
- ファミリーメンバー用はお子さんやお年寄りにApple Watchを持たせることで位置情報や事故や衝撃があった時に通知してくれる機能です。
ファミリーメンバー用のApple WatchはCellularモデル通信契約をする必要があります。
「自分用に設定」を選択するとApple Watch上に煙のような映像が映し出されます。
ペアリングするiPhoneでApple Watchの画面を読み込ませます。
Apple Watchの画面にパスコードが表示されるのでiPhoneに入力。
完了するとペアリングが開始されます。
iPhoneのバージョンが最新でない場合、エラーが出ます。
iPhoneをバージョンアップ確認してからペアリングを開始してください。
Apple Watch SE 基本操作
Apple Watch SEの基本操作について解説します。
バージョンWatch OS 10.01のデフォルト操作説明です
Digital Crown | 1回押し | メニュー呼び出し |
2回押し | 起動しているアプリ呼び出し | |
長押し | Siri | |
回す | ウィジェット呼び出し | |
ホームボタン | 1回押し | コントロールセンター呼び出し |
2回押し | 電子ICカード呼び出し | |
長押し | 電源ON/OF |
上から下へスワイプ | 通知履歴を表示 |
下から上へスワイプ | ウィジェットを表示 |
画面を長押し | 待ち受け画面選択 |
Apple Watch SEが十分な理由
Apple Watch SeriseモデルとApple Watch SEを両方使用した結論、「Apple Watch SE」でも十分と感じました。
iPhoneとの連携ならApple Watch SEで十分
Apple Watchを検討している多くの人の利用目的はiPhoneとの連携ではないでしょうか。
健康測定機能が不要で、ディスプレイの明るさやカラー、デザイン性にこだわらないのであれば、Apple Watch SE3で十分です。
- 通知確認
- 電話発信、電話対応
- 音楽再生・操作
- バーコード決済
- Apple Pay
- Map確認
- ワークアウト
- ヘルスチェック
これらの昨日はApple Watch11と同様にApple Watch SE3でも利用できます。
Apple Watch SEでは「血中酸素ウェルネスアプリ」や「心電図アプリ」は利用できませんが、iPhoneとの連携が目的であればSEでも十分です。
Apple Watch SEは初めてのApple Watchにオススメだよ!
健康計測機能が不要ならコスパ良し
Apple Watch SEには「高血圧通知」や「心電図アプリ」などの一部、健康計測機能が利用できません。
逆に健康計測機能が不要であれば「Apple Watch SE」で十分です。
Apple Watch Seriesモデルを使っていますが、健康測定機能はあまり利用していません。
Apple Watch SE3にも手首の皮膚温センサーが搭載されており、睡眠中の計測やバイタルアプリでの測定精度の向上が期待できます。
GPS + Cellularモデルが用意されている
Apple Watch SEにも「GPS + Cellular」モデルが用意されており、iPhoneの電話番号をApple Watchと共有できるサービスもApple Watch9同様に利用できます。
- ドコモ
- au
- SoftBank
- 楽天モバイル
- ahamo
GPS + Cellularモデル | |
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Apple WatchSE 44m | Apple Watch 11 46mm |
47,800円 | 85,800円 |
Apple Watch SEとApple Watch11の「GPS + Cellular」の価格差が38,000円あるため、iPhoneとの連携を目的としているならApple Watch SEでも十分。
交通系IC + PayPayが利用できる
Apple Watch全モデル交通系ICカードとPayPayが利用できます。
- Suica
- PASMO
- ID
- icoca
- Pay Pay
- au PAY
CellularモデルでApple Watchオプションサービスを契約すれば、Apple Watchだけで電車も乗れて、買い物もできます。
廉価版のApple Watch SEでも、上位モデルのApple Watchと変わらず電子決済が利用できます。
Apple Watch SE ココが欠点
Apple Watch SEとApple Watch 11を実際に使い比べて感じたSEのデメリットをご紹介します。
ただし、そのデメリットが気にならない方であれば、Apple Watch SEでも十分満足できるはずです。
文字盤が小さく感じる
46mmのApple watch Seriesモデルtと比較すると、やはりApple WatchSEの画面が小さく感じます。
また、SEはSeriesモデルに比べてベゼルが太いため、ディスプレイの表示エリアがやや狭く感じられます。
Apple Watch SeriesモデルからSEモデルに機種変更すると画面サイズが気になるかも…
ただし、初めてApple Watchを使う方や、Apple Watch 11と直接比較しない限り、画面サイズの差はほとんど気になりません。
バッテリー持続時間が短い
バッテリー持続時間 | 18時間 |
Apple Watch SEの持続時間はApple Watch11と比較するとバッテリー持続時間が短いです。
ただし、バッテリー持続時間は前モデルのApple Watch SE2やApple Watch 10と変わらないため、普段の使用で不便を感じることはありません。
最大持続時間は18時間とされていますが、音楽再生やデータ通信、通話を多用しなければ24時間以上持つこともあります。
さらに高速充電に対応しているため、充電切れからでも約45分で80%まで回復できます。旅行中もモバイルバッテリーや充電器を併用すれば安心して利用できます。
Apple Watch SE オススメ設定
Apple Watchを購入したらデフォルト設定のままでも使えますが、自分の使いやすように設定すれば、さらに便利にApple Watchを利用できます。
Apple Watchを使用して感じたオススメの利用設定について解説します。
Apple Watchのデジタルクラウンの位置を変更する
左手にApple Watchを装着した時にデジタルクラウンは手の外側に配置されます。
デジタルクラウンが外に向いていると手を突いた時にDigital Crownが手に当たって誤動作を起こしてしまいます。
設定からApple Watchの向きを変更できます(Apple Watch、iPhoneのWatchアプリから同様の設定方法)
- 設定
- 一般
- ウォッチの向き
左手 | 左手にDigital Crown |
右手 | 右手にDigital Crown |
AssistiveTouch 片手でApple Watchを操作
Apple WatchSE3でもダブルタップジェスチャーと手首フリックが利用できます。
- ダブルタップジェスチャー
- 親指と人差し指をタップするだけでApple Watchの通知に応答したり、アラームを止めたりする機能
※2023年10月からダップルタップ機能が搭載されたファームウェアを配信
Apple Watchを装着した腕でタップをすると、指定した動作が起動します。
Apple WatchでiPhone・Macのロック解除
Apple WatchでペアリングしたiPhoneやiPad、Macのロック画面を解除できます。
起動した時にはパスワードは要求されますが、席を外してMacのスクリーンセイバーを解除するとApple Watchで自動的に画面ロックを解除してくれます。
iPhoneも同様に起動時にApple Watchがパスコードを解除してくれる機能が搭載されています。
スマートロックもApple Watchで管理
SesameやスイッチボットなどのスマートロックをApple Watchで施錠/解錠できます。
Watchアプリでも施錠/解錠できますが、Apple WatchのSiriでスマートロック解錠/施錠も可能です。
Wi-Fiモジュールを使えば外出先からの遠隔操作、解錠/施錠の通知を知らせてくれます。
「外出して鍵閉めたかな?」と不安を感じた経験がある人は、スマートロックの導入も検討してみください。
Apple Watchと合わせてウオッチカバー
Apple WatchもiPhoneと同じく外部の衝撃から守る為にウォッチカバーでApple Watch本体を保護しましょう。
Apple Watchを机の角にぶつけて修理代が発生するケースも十分考えられます。
Watchカバーを変えるだけでもApple Watchの雰囲気が変わるので是非、カスタマイズしてみてください。
Apple Watch SE 取り扱いショップ
Apple WatchSEはApple公式サイト以外にもAmazonやビックカメラで販売しています。
Apple Watch GPS + Cellularモデルはdocomoやau、SoftBankなどのキャリアでも販売しています。
Apple Watch SE よくある質問
Apple Watch SEでよく寄せられる質問を紹介します。
- Apple Watch SE GPSモデルを使用しています。
iPhoneの電話番号をApple Watchと共有したいです。 -
GPSモデルからCellularモデルへのアップデートはできません。
Apple Watchを買い替える必要があります。 - Apple Watchの欠点はなんですか?
-
常時点灯に非対応な点と血中酸素濃度や心電図が測定できない点です。
iPhoneと連携するには十分な機能が装備されています。 - iPhone SEの実際のバッテリー持続時間は何時間ですか?
-
メーカー発表では18時間と公表されています。
実際は使用頻度によりますが24時間以上は持続しています。
Apple Watch SE iPhoneとの連携であれば十分
Apple Watch SE3 は、最新モデルである Apple Watch 11 と比べるとディスプレイの明るさや心電図アプリの有無、バッテリー持続時間など機能差はあります。
しかし、SE3から常時表示、高速充電、手首フリック/ダブルタップに対応しているため、iPhoneとの連携で利用する人にとってはコストパフォーマンスに優れていると感じます。
初めて Apple Watch を使う人や、まずは必要最低限の機能でコスパよく始めたい人には、Apple Watch SE3 のほうが無理なく手が出せる選択です。