「デュアルSIM」についてご存知ですか?
デュアルSIMは、1台のスマホに2つのキャリアSIM(通信会社)を書き込み、2つの電話番号とデータ通信が行える機能になります。
- データ通信と電話通信会社の使い分けでコスト削減
- 仕事用、プライベート用の電話を1台の端末で管理
- 海外旅行で日本の電話番号そのままに現地のSIMも使える
- メインSIMのデータ量が超過してもサブSIMのデータプランで通信
- 通信障害が起きてもサブ回線で通信、通話ができる
2023年現在、販売されている多くのスマホは、デュアルSIM対応。
iPhoneXS以降のiPhoneもデュアルSIMに対応しています。(nanoSIM + eSIM)
デュアルSIMを利用する事で通話は、「かけ放題が安いA社」、「データ通信は無制限のB社」などの組み合わせで年間4万円以上の通信料金が節約になるケースもあります。
本記事では、1台のスマホで2つの通信会社のSIMを書き込む、デュアルSIMのメリットとデュアルSIMにオススメな通信会社をご紹介します。
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デュアルSIMとは?
デュアルSIMとは1台のスマホに2つの通信会社のSIMを書き込むとで、1台のスマホで2回線のデータ通信と電話番号を利用できる機能。
デュアルSIMのメリットは2つ
- 通信会社を組み合わせる事で月々のスマホ料金を抑える
- 通信会社による通信障害が発生したときに主回線(副回線)で通信、通話が可能
通信障害が発生すると通信、通話ができない事はもちろん、バーコード決済や交通系ICも使用できなくなり生活に大きな影響を及ぼしかねません。
- SoftBank 2018年12月6日 13時〜18時
- docomo 2021年10月14日 17時〜20時
- docomo 2022年2月1日 8時〜13時
- docomo 2022年4月12日 2時〜8時30分
- au 2022年7月2日 1時45分〜7月5日 15時36分
デュアルSIMは通信会社の通信障害で通信障害が発生した場合、もう1回線の通信会社でデータ通信、通話が可能。
※2022年7月2日にau回線が発生した通信障害の時のスクリーンショット。
デュアルでdocomoを契約していたため、通信障害の影響は受けませんでした。
下記一覧で横軸の通信プランは同じの通信回線を使用しているため、通信障害が発生した場合2回線ともに通信不可となります。
docomo | irumo | ahamo |
au | UQmobile | povo |
SoftBank | Y!mobile | LINEMO |
docomoで通信障害が発生した場合、eximo、ahamo、irumoは通信障害の影響を受けます。
1台のスマホに2つSIMを書き込む事で2つの通信会社のデータ通信、通話をすることができます。
- データ通信と電話通信会社の使い分けでコスト削減
- 仕事用、プライベート用の電話を1台の端末で管理
- 海外旅行で日本の電話番号そのままに現地のSIMも使える
- メインSIMのデータ量が超過してもサブSIMのデータプランで通信
- 通信障害が起きてもサブ回線で通信、通話ができる
1台のスマホに2回線のSIMを読み込ませるにはデュアルSIM対応のスマホが必要になります。
2023年現在、販売されているiPhone、Androidスマホの多くはデュアルSIMに対応。
デュアルSIMで必要な物
- デュアルSIM対応スマホ
- SIM1
- SIM2
SIM
SIMにはSIMカードとスマホにSIM情報を書き込むeSIMがあります。
iPhoneではSIMカードとeSIMに対応しています。
iPhoneはeSIM * 1枚 、SIMカード * 1枚に対応しています。
Androidは機種によって組み合わせが異なるため使用ページで確認が必要になります。
多くの通信会社はSIMの再発行は有料です。(一部通信プランは無料)
SIMカード再発行手数料
UQ mobile | 3,850円 | 無料 |
LINEMO | 無料 | 無料 |
docomo | 2,200円 | 無料 |
au | 3,850円 | 無料 |
SoftBank | 3,850円 | 無料 |
楽天モバイル | 3,300円 | 無料 |
デュアルSIMに対応したスマホ
2024年に販売している多くのスマホはデュアルSIMに対応しています。
iPhoneはSIMカードとSIM情報をスマホ本体に書き込むデュアルSIM、Google PixelやSAMSUNGのGalaxy、Oppoなどのミドルスペック以上のスマホはデュアルSIMに対応しています
eSIMに対応していない通信プランもあるため、SIMの組み合わせに注意が必要です。
SIM1 | SIM2 | |
---|---|---|
iPhoneXR 以降 | SIMカード | eSIM |
iPhone13 以降 | eSIM | eSIM |
GooglePixel3a 以降 | SIMカード | eSIM |
AQOS Sense | SIMカード | eSIM |
Galaxy S24 | SIMカード | eSIM |
Oppo Reno9A | SIMカード | eSIM |
デュアルSIM機能を利用するにはSIMロックが解除されたスマホが必要です。
2020年9月30日以前にキャリアで販売されたスマホはSIMロックがかかっている可能性があります。
SIMロック解除はスマホを購入した通信会社でSIMロック解除ができます。
eSIMに対応していないMVNO(格安SIM)もあるので、契約時に確認をしましょう。
デュアルSIMにするメリットについて
- 1台のスマホで2つの電話回線が持てる
- 電話、データ通信と回線を使い分けができる
- 海外旅行で日本のSIMと海外のSIMを同時に利用できる
1台のスマホで2回線 もしもの通信障害に対応
利用している通信回線で通信障害が発生した場合、LINEやネットも全く使用不可になります。
PAYPAYなどのバーコード決済が主流になった昨今、現金を持ち歩かない人も存在します。
通信会社の通信障害はデュアルSIMでSIMを切り替えれば、スマホの使用に困ることはありません。
モバイル決済を多用しているひとはデュアルSIMの利用をお勧めします。
デュアルSIMのSIMは別な通信会社を選択しないと、通信会社による通信障害対策には意味はありません。
データ通信と通話 会社を使い分けができる
データ通信と通話のSIMを使い分けて、通信、通話が安い通信プランを選択しコストを抑えることができます。
例えば通話は日本通信の合理的シンプル290プラン(1GB)で1,600円のかけ放題をつけて1,890円。
データ通信はRakuten最強プランにすれば1,087円/3GBと2,687円でかけ放題 + 4GBのデータ通信のプランができます。
Rakuten最強プランは3GB超えても20GBまで2,187円、20GBを超えても3,278円と低価格で高速通信と通信のストレスからも解放されます。
irumoやLINEMOなどの組み合わせもオススメだよ!
海外旅行で日本のSIMと併用しながら現地SIMも使える
デュアルSIMは、日本のSIMカードと現地のSIMカードを同時に使用することで、通信費の節約や日本の連絡手段の確保が容易になります。
現地SIMカードをデータ通信専用として利用することで、通信費を抑えることが可能です。
また、日本のSIMカードをアクティブにしておくと、日本国内からの連絡を途切れさせずに受け取れます。
現地SIMカードは多くの空港やショップで購入でき、設定も簡単です。デュアルSIMスマートフォンを活用することで、海外旅行中の通信に関する不安やコストを大幅に軽減できます。
日本の電話番号でのSMSの送受信や通話は国際料金がかかります。
着信でも通話料が発生する点に注意が必要です。
デュアルSIMの組み合わせ
デュアル通信を設定する際の注意点は異なる通信会社との組み合わせが必要になります。
docomo | au | SoftBank | 楽天モバイル | |
オンライン専用 | ahamo | povo | LINEMO | Rakuten最強プラン |
サブブランド | – | UQ mobile | Y!mobile | – |
MVNO | mineo | mineo | mineo | – |
IIJmio | IIJmio | – | – | |
– | NUROモバイル | NUROモバイル | – | |
イオンモバイル | イオンモバイル | – | – |
IIJmioやイオンモバイル、NUROモバイルなどのMVNOは通信キャリア(doocmo/au/SoftBank)を選択できます。
デュアルSIMは異なる通信キャリアを選択することで、通信会社による通信障害が起きても別SIMで通信ができます
SIM1をeximo(docomo回線)、SIM2がahamo(docomo回線)の場合、同じdocomo回線のため通信障害が発生すると両SIM共に通信障害の影響を受けます。
UQ mobile(au回線)、LINEMO(SoftBank回線)のように異なる通信回線を選択します。
eSIMに対応していないMVNO(格安SIM)もあるのでデュアルSIMを組み合わせる前に確認をしておきましょう。
デュアルSIMでコスト削減
デュアルSIMを導入することで、スマートフォンの利用コストを大幅に削減することができます。
たとえば、一つのSIMカードを通話とSMSに特化した低コストプランにし、もう一つのSIMカードをデータ専用の格安SIMにすることで、効率的にコストを抑えることができます。
IIJmio | 楽天モバイル | eximo | |
通信プラン | 850円/2GB | 3,278円 | 4,928円/無制限 |
通話かけ放題 | 1,400円 | – | 1,870円 |
月額合計 | 5,528円 | 6,798円 | |
タイトル | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
例えば、docomoのeximoでデータ無制限とかけ放題利用するだけで月に6,798円の通信料金が発生します。
IIJmioと楽天モバイルのデュアルSIMでも合計5,528円/月とeximoよりも1,270円節約できます。
また、楽天モバイルの基本料金プラン3GB以内であれば月に1,078円になるので3,328円に抑えることもできます。
Rakutenの最強プラン、Rakuten Linkからの通話は無料です。ただし、Rakuten LinkはLINEと同様にデータ通信を利用するため、電話回線に比べて通話品質が不安定になることがあります。そのため、安定した通話を求める場合は、電話回線のかけ放題プランがおすすめです。
海外旅行好きならahamo・Rakuten最強プランの組み合わせがオススメ
海外旅行好きなら基本プランに海外ローミングが含まれているahamoとRakuten最強プランがオススメです。
ahamo | Rakuten最強プラン | |
---|---|---|
月額料金 | 2,970円 | 1,078円〜3,278円 |
ギガ | 30GB | 3GB〜無制限 |
海外ローミング | 基本プラン内(30GB) | 2GB |
海外ローミング期限 | 14日 | 月単位 |
ギガ消費後の速度制限 | 128kbps | 128kbps |
渡航先によって通信環境は異なるためRakuten最強プランとahamo、良し悪しがつけられません。
しかし、7日の長期滞在では最大30GB使えるahamo、3泊短期滞在はRakuten最強プランがオススメです。
楽天モバイルとirumoの併用もオススメ
データ使い放題の楽天モバイルとdocomo回線のirumoとの組み合わせもオススメです。
irumoはdocomoのエコノミープランとしてデータ通信、電話回線はdocomoと同じ環境です。
また、楽天モバイルは基本料金1,078円/3GBで使用量に応じて月額料金が上がってく従量制なので使わない月は3,608円で抑えられます。
irumo | 楽天モバイル | |
---|---|---|
基本料金 | 550円 | 1,078円/3GB |
かけ放題 | 1,980円 | – |
月額料金 合計 | 3,608円 |
通話は安定のdocomo回線で、データ通信は使い放題で月額3,278円の楽天モバイル。
この組み合わせで通話もデータ通信も使い放題です。
デュアルSIMの使用方法
- SIMロックが解除されたスマホ
- SIM1
- SIM2
SIMの種類(eSIM + SIMカード)はスマホに合わせてください。
デュアルSIM設定方法
デュアルSIMの設定方法はSIMカードはSIMスロットに挿入して必要に応じてAPNの設定を行います。
eSIMはプロファイル(SIM情報)をダウンロードして書き込むだけです。
新規にSIMを追加する時には開通手続きを行う必要があります。
開通手続きについては各通信プランの設定手順を参考にしてください。
主回線・副回線の動作設定をする
スマホをデュアル化するとSIM1とSIM2の動作設定が選択できます。
- メイン通話:SIM1 or SIM2
- メインデータ通信:
電話かけ放題のSIMは通話、データ無制限のSIMはモバイルデータ通信に選択します。
サブ回線で電話をかけるときは電話アプリで電話番号を切り替えられます。
デュアルSIMのデメリット
デュアルSIMのデメリットについてご紹介します。
- バッテリーの消耗が速い
- 通信会社の組み合わせ次第でコストがかかる
- 同時に操作できない
- LINEは1アカウントのみ
SIMの組み合わせでコストがかかる
SIMの組み合わせによっては現状のコストよりも料金が発生します。
Rakuten最強プラン | LINEMO | |
---|---|---|
月額料金 | 3,278円/無制限 | 990円/3GB |
かけ放題 | – | 1,650円 |
合計 | 5,918円 |
▼
Rakuten最強プラン | IIJmio | |
---|---|---|
月額料金 | 3,278円/無制限 | 850円/2GB |
かけ放題 | – | 1,400円 |
合計 | 5,528円 |
デュアルSIMはスマホを同時に操作ができない
デュアルSIMは1台のスマホに2回線のSIMを読み込ませるため、2つのスマホを同時に操作ができません。
2台のスマホであれば1台のスマホで通話しながらもう1台のスマホ操作ができます。
また、2台持ちのスマホであれば1台のスマホがバッテリー切れしても、もう一台のスマホで操作ができるメリットがあります。
複数台のスマホを同時に使用したい人はスマホ2台持ちがオススメです。
LINEは1アカウントのみ
デュアルSIMにするとLINEアカウントは1つしか持てません。
Androidスマホは1台のスマホで2つのLINEアカウントが持てるツインアプを利用できますが、iPhoneでは2つのLINEアカウントを持てません。
- スマホを2台持ち
- Androidスマホでツインアプリを使用する
デュアルSIM よくある質問
デュアルSIMについて、よくある質問をご紹介します。
- デュアルSIMの活用法は何ですか?
-
1台のスマホで2つの回線を持てる点です。
通話とデータ通信の使い分けや通信障害に備えて、回線を切り替えられる点など便利に利用できます。 - eSIMとSIMカードはどちらの組み合わせが良いですか?
-
iPhoneはSIMカード *1とeSIM *1の組み合わせのみです。(iPhone13以降はeSIM *2にも対応)
Androidスマホは機種によって異なります。
設定を考慮するとSIMカードの方が簡単です。
【まとめ】デュアルSIM 通信障害・通信節約にオススメ
予約、支払、地図など生活に欠かせないスマホも通信障害で通信ができない状況では電車に乗れないことも考えられます。
iPhoneをはじめ、多くのスマホは1台のスマホで2つのSIMが挿入できるデュアルSIMが利用できます。
- 1台のスマホで2回線の電話番号が持てる
- 通信、通話を別回線と切り分けられる
- 通信会社のトラブル時、別回線で通信が出来る
デュアルSIMは2回線のコストが発生するデメリットはあるものの、ギガをトッピングできるpovo2.0や月額290円/1GBの日本通信を組み合わせることで通信費を抑えることができます。
デュアルSIMの主回線としてLINEギガフリーのLINEMOや通話料が基本プランに含まれているRakuten最強プランを組み合わせることで通信費の節約にもなります。
Wi-Fiがない自宅は通信障害の影響で通信手段が失われる可能性が高いです。
もしもの時のために回線を切り替えて利用できるデュアルSIMを活用してみてはいかがでしょうか。
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