自宅でたまにパソコンでネット接続するけど、光回線やモバイルルーター、ホームルーターを契約するほど使わない。
WI-Fi環境がなくパソコンでインターネット接続したい方に、iPhoneのテザリング機能をご紹介します。
テザリングはiPhoneとスマホの通信プランを契約していれば誰でも利用する事ができます。
本記事では、Wi-Fiがない環境でもiPhoneがアクセスポイントとなり、パソコンやタブレットがネット接続できる便利な機能になります。
テザリングって何?
テザリングとは?
テザリングとは、iPhoneがWi-Fiの親機になってパソコンやタブレットがネット接続できる機能になります。
iPhoneは最大5台までの端末と同時接続する事ができます。
テザリング機能はiPhoneに標準に搭載されている機能になります。
外出先でノートPCをネット接続したい時にWi-Fi環境がなかったり、公共のWi-Fiに接続するにはセキュリティ面で不安を感じる時にテザリングの利用は有効的です。
本記事ではiOS16.1がインストールされたiPhoneを使用しています。
テザリングを利用する為の準備
iPhoneでテザリングを利用するために必要な物をご紹介します。
必要なモノ
- iPhone
- スマホの通信契約
オプション加入や追加料金は発生しません
iPhone
iPhone5以降のiPhoneはテザリング機能が搭載されています。
通信プラン
キャリア、MVNO(格安SIM)関係なく、iPhoneが利用できる通信プランであればテザリングを利用する事ができます。
テザリングを利用するうえで契約、追加料金は発生しません。
パソコンでテザリングを利用すると大量にデータを消費するため、MVNO(格安SIM)やUQmobileやY!mobile等の低容量プラン(3GBプラン等)はオススメできません。
テザリングの接続方法
iPhoneのテザリングの設定、接続方法についてご紹介します。
iPhoneのテザリング接続方法は3つ。
- Wi-Fi
- Bluetooth
- USBケーブル
Wi-Fi接続
Wi-Fi接続は光回線や公共施設でも利用できる一般的な接続方法になります。
iPhoneがモバイルWi-Fi代わりなります。
Bluetooth接続機器
- パソコン
- スマホ
- タブレット
- ゲーム
Bluetooth接続
iPhoneを介して接続するパソコンやスマホ、タブレットペアリングしてテザリングを接続する事ができます。
多くの機器に対応できる接続方式になります。
Bluetooth接続機器
- スマホ
- タブレット
- パソコン
USB接続
USBケーブルでテザリング機能をONにしたiPhoneとパソコンを接続するだけでテザリング通信を行う事ができます。
USB接続は、Wi-FiやBluetooth接続よりも安定した状態でデータ通信を行う事ができます。
USBケーブルを利用したテザリングはiPhoneを充電しながらデータ通信ができて便利。
パスワードを入力すれば、設定など必要もなく簡単にテザリングする事ができます。
Bluetooth接続機器
- パソコン
MacとiPhoneの接続
MacとiPhoneがペアリングされていれば、Wi-Fi選択の項目に「iPhone」が表示されます。
接続するiPhoneをタップして選択。
iPhoneがWi-Fiの親機になりMacはテザリング通信する事ができます。
Macのツールバーに「鎖マーク」が表示されてい事でテザリング通信が行われている事を確認できます。
テザリングの接続状況は、iPhoneの時計部分が緑で表示されている事でテザリングが接続されている事を確認できます。
テザリング使用後に切断
テザリング通信が終了したらiPhoneと接続していたデバイスを切断する必要があります。
iPhoneに接続していたデバイスの電源を切れば、Wi-Fiは切断されますがテザリングが接続された状態が続くとデータが消費され続けます。
iPhoneの設定から【インターネット共有】をオフにしてテザリング通信を切断しておきます。
テザリングの設定
iPhoneのテザリング設定を解説いたします。
設定手順
- 設定
- インターネット共有
- ①Wi-Fiのパスワードを設定
- ②ほかの人の接続を許可
【Wi-FIのパスワード】設定は8文字以上の英数字を組み合わせます。
iPhoneの設定は完了。
【インターネット共有】で設定したパスワードをテザリング接続したい端末のWi-Fi設定に入力。
Wi-Fi接続先にiPhoneが表示されていればテザリング成功。
iPhoneデバイス名
接続先に表示されるデバイス名は、iPhoneの設定で確認できます。
- 設定
- 一般
- 情報
テザリングのメリット
テザリングのメリットをご紹介します。
たまにパソコン接続する人にオススメ
光回線やモバイルルータを契約する程、パソコンでインターネットは利用しないけど、たまにパソコンを使う人にテザリング通信はオススメになります。
テザリングの申し込みは不要で追加料金も発生しません
docomo、au、、SoftBank、楽天モバイルの使い放題を契約すれば速度制限の心配もありません。
データ通信を多く使う月と使わない月とバラけている人には、データ無制限で最大3,278円の楽天モバイルか、月の途中でも1,980円で80GB増量できるahamoがオススメになります。
セキュリティが安心
カフェや宿泊先などでパソコンをWi-Fi接続するには、セキュリティ面で不安を感じます。
特に公共のWi-Fiを利用する時には、IDやパスワードを入力するサイトは情報漏洩に気をつけなければなりまえん。
外出先でパソコンでデータ通信を行いたい時には、テザリングは有効的です。
テザリングはプライベートなネットワークだから情報漏洩のリスクも激減。
個人情報を入力するときだけでもテザリングで通信すれば安心。
テザリングは追加料金もかからなく、安全にデータ通信を行う事ができます。
5G通信エリアでは光回線よりも高速
5G対応のiPhoneで5Gエリアでテザリング通信速度は、光回線に匹敵する速度でデータ通信を行う事ができます。
秋葉原駅近辺で計測。
計測時間 | 9:00 |
通信会社 | ahamo(docomo) |
通信 | 5G |
下り速度 | 220Mbps |
上り速度 | 100Mbps |
ホテルやカフェのWi-Fiよりも高速で安定したデータ通信を行う事ができます。
5G通信は4G通信の2.5倍程のデータ消費量になります。
テザリングのデメリット・注意事項
テザリングを利用する上での注意事項を紹介します。
データ通信量が激しい
テザリングでパソコンと接続して利用する時にはデータ消費量に注意が必要です。
パソコンはスマホよりも大量にデータ消費されるため、少量プランの場合データ容量が超過し速度制限がかかる恐れがあります。
さらに5Gエリアで5G対応のiPhoneでテザリングを利用すると、4G通信の2.5倍、データ消費されます。
テザリングを前提でiPhoneを利用する場合、15GB以上のデータ通信プランでキャリア通信プランがオススメになります。
オススメプラン
- docomo/eximo
- au/使い放題MAX
- SoftBank/メリハリ無制限
- UQmobile/5G くりこしプランM〜
- Y!mobie
- ahamo
- LINEO
- povo2.0
- 楽天モバイル
バッテリー消費が激しい
テザリングを長時間使用しているとiPhoneのバッテリー消費が激しなくなります。
パソコンでテザリングを使用するならばUSBケーブルに接続してテザリングを使用される事をオススメします。
テザリング オススメ通信会社
テザリングでオススメな通信プランをご紹介します。
逆にテザリングをには、向かない通信プランも紹介。
dcoomo eximo
テザリングでオススメな通信プランはdocomoの「eximo」
eximo(割引前) | 7,315円 |
eximo(最大割引適用) | 4,928円 |
docomo割引について
- 家族3回線以上契約:-1,100円(1回線につき)
- ドコモ光割:-1,100円(1回線につき)
- dカード払い-187円(1回線につき)
docomoの「eximo」はスマホのデータ通信、テザリング共に完全に無制限になります。
自宅にWi-Fi環境がない人にはdocomoの「eximo」がオススメになります。
au「5G使い放題MAX」,SoftBank「メリハリ無制限」のテザリング上限は30GBまで。
ahamo
月額料金 | 2,980円 |
ahamoはドコモのオンライン専用プラン。
docomoのサポートや家族間通話、キャリアメールが削減された通信プラン。
通信品質や通信エリアはdocomoと全く同じ。
基本プラン内の2,980円/20GBにテザリング通信も含まれています。
20GB超過後も最大通信速度1Mbpsとスマホのデータ通信だけならば、動画も視聴できる通信速度。
ahamoは1,980円で+80GBのデータを追加できるahamo大盛りが用意されています。
ahamo大盛りは月の途中、単月申し込みも出来てデータ通信量に波がある人には、オススメなサービス。
ahamoの基本データ容量20GB、ahamo大盛り80GB共に翌月に繰越はできません。
楽天モバイル
基本料金3GB | 1,078円 |
3GB〜20GB | 2,178円 |
20GB〜 | 3,278円 |
楽天モバイルは使用したデータ容量に応じて、基本料金が変動していくプランになります。
楽天モバイルは人口カバー率96%と建物内に弱いデメリットがあり、メイン回線として利用するには不安を感じます。
UQmobileやLINEMOなどの少量プラン(3GB)と組み合わせて使う事で楽天モバイルの電波の弱さをカバーできます。
楽天モバイル単体で利用できれば、テザリングを使いながらコスパ良く使用できる通信プランになります。
テザリングオススメできない通信プラン
テザリングを使用する前提でオススメできない通信プランを紹介します。
テザリングにオススメできないプランは…
- MVNO(IIJmio、meineo等)
- docomo(irumo)
- au(ピタッっとプラン)
- SoftBank(ミニフィットプラン+)
- UQmobile(くりこしプランS)
- Y!mobile(シンプルS)
- LINEMO(ミニプラン)
- pvo2.0(3GB)
紹介したプランはデータ容量を超過すると、最大通信速度が128kbpsに制限されスマホで画像を表示させるにも支障をきたす速度になります。
テザリングの利用を検討している方は15GB以上の通信プランをオススメします。
テザリング繋がらない時の確認
テザリングができない時に確認事項をご紹介します。
パスワードが間違えている
iPhoneをテザリング機能を利用する時にパスワードを設定します。
テザリング機能をONにしたiPhoneに接続する場合、接続デバイスはパスワードを入力する必要があります。
パスワードが一致していないとテザリング接続ができません。
iPhoneのテザリングで設定したパスワードとiPhoneに接続するパスワードを確認してみてください。
テザリングのパスワード確認
データ容量が超過、速度制限がかかっている
通信プランのデータ容量を超過して、速度制限がかかりインターネットに接続できない事があります。
ドコモ「irumo」、au「ピタッとプラン」、SoftBank「ミニフィットプラン」など低容量の通信プランで規定のデータ量を超えると最大通信速度が128kbpsと速度制限がかかります。
テザリングで使用するスマホの通信速度が1Mbps以下になると、テザリングに接続される端末の読み込みが低速、タイムアウトになる可能性があります。
毎月、速度制限がかかるようなら通信プランを見直すことをオススメします。
最新のiOSの確認
極端に古いiOSではテザリング接続に不具合が生じる恐れがあります。
- テザリングが繋がらない
- テザリングが切れる
- 通信速度が遅い
等の不具合を感じたら最新のiOSが配信されていないか確認してみてください。
テザリングの通信速度
テザリングの通信速度を測定。
UQmobile(au回線)
UQmobileのSIMが挿入されたiPhoneでテザリング。
UQモバイルはauと同じ通信品質、通信エリア
計測時間 | 15:00 |
通信会社 | UQモバイル(au) |
通信 | 4G |
下り速度 | 9.0Mbps |
上り速度 | 1.9Mbps |
UQモバイル(au回線)はエリアによって通信速度に差が出ます。
秋葉原で測定したUQmobileの通信速度は180Mbps。
\ au回線 データ繰り越しにも対応 /
ahamo(docomo回線)
ahamoのSIMが挿入されたiPhoneでテザリング。
UQモバイルはauと同じ通信品質、通信エリア
計測時間 | 15:00 |
通信会社 | ahamo(docomo) |
通信 | 4G |
下り速度 | 62Mbps |
上り速度 | 7Mbps |
ahamoはdocomoと同じ通信品質に通信エリアになります。
ahamoはau系、SoftBank系を比較すると4G/5G共に安定した速度で通信する事ができています。
iPhoneでテザリング まとめ
iPhoneのテザリングは特別な契約もなく、簡単に利用する事ができます。
5Gエリアであれば光回線に匹敵するほどの通信速度。
iPhoneでテザリングを利用する時の注意点はデータ消費量。
スマホの通信契約が3GBの少量プランでは、テザリングを使い過ぎてしまうと速度制限かかりスマホのデータ通信にも影響してきます。
スマホとテザリングのデータ通信量気にせずに使いたいならdocomoのeximo
毎月のデータ通信が20GB以下で突発的に大量データ通信する人には、ahamo大盛り/80GBでデータ追加できるahamoがオススメになります。
\人口カバー率99% 安定したドコモ回線/
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