Apple Watch 11の登場を待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか。
デザインは大きく変わらないものの、通信・バッテリー・操作性など実用性に直結する部分が着実に進化しています。
この記事では、Series 10やSE3との比較を交えながら、「今買うべきか?」を考えていきましょう。
結論として、現在使っているApple Watchに不満がなければ、買い替えはしばらく待つのがおすすめです。
一方、はじめてApple Watchを購入するなら、コストパフォーマンスに優れたApple Watch SEで十分といえるでしょう。
Apple Watch 11の発売日はいつ?
2025年9月9日にApple Watch11が発表されて2025年9月19日の発売決定しました。
- Cellularモデル、5Gに対応
- 前面ガラスがアルミガラスに対応
- 睡眠スコア搭載
- バッテリー持続時間最大24時間
デザイン、チップともApple Watch10と同じで大きな変化はCellularモデルの通信方式が5Gに変更になった点とバッテリー持続時間が24時間に伸びた点です。

Apple Watch9を使っている僕は買い替えを決意するほどのアップデートはなし
Apple Watch 11の新機能は?
Apple Watch 11の特徴として、Cellularモデルが5G通信に対応し、さらに バッテリー駆動時間が最大24時間へと延長されました。
- 最大バッテリー持続時間:24時間
- 高血圧測定と睡眠計測
- 頑丈なIon-Xディスプレイ
- IP6X等級 水深6mの防水機能
とでは発表前に噂されているApple Watch11の新機能について紹介します。
Apple Watch11 モデルと価格
Apple Watch11はアルミニウム素材とチタニウム素材が用意されています。
![]() ローズゴールド | ![]() シルバー |
![]() スペースグレイ | ![]() ジェットブラック |
| 46mm | 42mm | |
|---|---|---|
| GPSモデル | 69,800円 | 64,800円 |
| Cellularモデル | 85,800円 | 80,800円 |
Apple Watch11 デザイン
Apple Watch 11のデザインはSeries10と同じです。

変更点として強度が高くなった「Ion-Xディスプレイ」を採用した点です。

Apple Watch10からの買い替えでは物足りなく感じます。
ディスプレイガラス より頑丈な「Ion-Xディスプレイ」
Apple Watch Series 11では、Series 10と比べて 強度が2倍に向上した「Ion-Xディスプレイ」 を採用しています。
従来モデルよりも割れにくくなっており、安心感が増しました。

サファイアガラスと比べると耐擦傷性では劣るものの、耐衝撃性に優れているため、ケースを付けずに使いたい人にも安心できる選択肢といえるでしょう。
手首フリックのジェスチャー
Apple Watch 9から搭載された ダブルタップジェスチャー機能に加え、Apple Watch 11では 手首のフリックによるハンズフリー操作が可能になりました。

手首を軽く振るだけで画面の切り替えやタイマーの停止などが行えます。
高血圧測定、睡眠測定機能搭載
Apple Watchといえば、健康管理のためのセンサー機能が進化の目玉になってきました。

Series11から「高血圧測定」と睡眠の質を測定する「睡眠測定」機能が搭載されます。
心電図や血中酸素濃度といった機能はすでに定着していますが、次に注目されているのが血圧モニタリングです。
ただし、現段階で噂されているのは「正確な数値を表示する血圧計」ではなく、高血圧のリスクを検知してアラートを出すタイプの機能です。
チップはSeries10と同じ「S10」
Apple Watch 11にはApple Watch 10と同じ S10チップが搭載されており、処理性能は基本的に前モデルと同等です。
さらに、廉価モデルの Apple Watch SE(第3世代) も同じS10チップを採用しています。

Apple Watch SEやSeries 10と同じチップを採用している点は、もう少し差別化してほしかったところです。
Apple Watch 11で追加された大きな新機能は 5G通信対応(セルラーモデル限定) にとどまります。
そのため、GPSモデルの購入を検討している方は、Apple Watch 10やApple Watch SE(第3世代)でも十分といえるでしょう。
バッテリー持続時間の改善
Apple Watch11はSeries10からバッテリー持続時間が向上。

| Apple Watch11 | Apple WatchSE | Apple Watch10 | |
|---|---|---|---|
| 持続時間 | 最大24時間 | 最大18時間 | 最大18時間 |
| 低電力モード | 最大38時間 | 最大38時間 | 最大38時間 |
| 高速充電 | 対応 | 対応 | 対応 |
Apple Watch 11のバッテリー駆動時間は、Apple Watch 10よりも6時間長い 最大24時間 に延長されています。
さらに 高速充電 に対応し、わずか 30分で80%まで充電 することが可能です。
Apple Watch SE3は45分の充電で80%なので、バッテリー性能はSEよりも上位といえます。
5G通信に対応
今回の Apple Watch Series 11のCellularモデルから、5G通信に対応しました。これにより、Apple Watchでの音楽ストリーミング再生などがより快適になると期待されます。

なお、5G通信を利用するには、Apple Watch向け通信プランに対応した5G契約が必要です。
- ahamo
- 楽天モバイル
- SoftBank
- au
- docomo
Apple Watch各モデルと比較
Apple Watch 11とWatch10の比較
Series10からApple Watch Series11になり5,000円ほど値上がりました。
| 44mm | 42mm | |
|---|---|---|
| GPSモデル | 42,800円 | 37,800円 |
| Cellularモデル | 50,800円 | 45,800円 |

Apple Watch10と同じS10チップを使って値上げは割高に感じます。
- デザインは同じ
- 通信方式5Gに変更
- 手首フリック(Series10も対応予定)
- バッテリー持続時間延長
- より頑丈なIon-Xガラス
| Apple Watch11 | Apple Watch10 |
| 42/46mm | 42/46mm |
| 46mm x 39mm x 9.7mm(46mm) 37.8g(GPSモデル) | 46mm x 39mm x 9.7mm(46mm) 36.4g(GPSモデル) |
| 42mm x 36mm x 9.7mm(42mm) 30.3g(GPSモデル) | 42mm x 36mm x 9.7mm(42mm) 30g(GPSモデル) |
| 最大2,000ニト | 最大2,000ニト |
| 斜めから見た時の明るさが最大40%向上 | 斜めから見た時の明るさが最大40%向上 |
| S10チップ | S10チップ |
| デバイス上のSiri | デバイス上のSiri |
| モバイル通信:5G | モバイル通信:LTE |
| 手首フリックのジェスチャー | 手首フリックのジェスチャー |
| 血中酸素ウェルネスアプリ | 血中酸素ウェルネスアプリ |
| 心電図アプリ | 心電図アプリ |
| 皮膚温センサー | 皮膚温センサー |
| 50m耐水 | 50m耐水 |
| バッテリー持続時間 最大24時間 | バッテリー持続時間 最大18時間 |
| 低電力モード 最大38時間 | 低電力モード 最大38時間 |
| 高速充電 30分で0%から80%まで充電 | 高速充電 30分で0%から80%まで充電 |
| 水温計 | 水温計 |
| 水深系(6mまで) | 水深系(6mまで) |
| メディア再生機能 | 本体スピーカー メディア再生機能 |
機能面での大きな進化といえば、5G対応と、バッテリー駆動時間が従来の 最大18時間から24時間へ延長された点です。
ただし、5G通信は Cellularモデル限定のため、GPSモデルに関してはApple Watch 10と大きな違いはないと言えるでしょう。
Apple Watch11とApple Watch SE3の比較
Apple Watch 11と同時に発表されたApple Watch SE3比較してみます。
- サイズ
- ディスプレイの照度
- 一部健康測定機能の有無
- バッテリー持続時間
- 高速充電時間
結論、常時店頭と高速充電に対応したApple WatchSE3で十分かと感じます。
| Apple Watch11 | Apple Watch SE3 | |
|---|---|---|
| サイズ | 46mm | 44mm |
| 42mm | 40mm | |
| ディスプレイ | 最大2,000ニト | 最大1,000ニト |
| 広視野角の常時表示Retinaディスプレイ | 常時表示Retinaディスプレイ | |
| チップ | S10 | S10 |
| ダブルタップと手首フリックのジェスチャー | ダブルタップと手首フリックのジェスチャー | |
| デバイス上のSiri | デバイス上のSiri | |
| iPhoneを探す | iPhoneを探す | |
| 健康 | 心電図アプリ | 心電図アプリ |
| 高心拍数と低心拍数の通知 | 高心拍数と低心拍数の通知 | |
| 不規則な心拍リズムの通知 | 不規則な心拍リズムの通知 | |
| 心肺機能レベル低下の通知 | 心肺機能レベル低下の通知 | |
| 血中酸素ウェルネスアプリ | 血中酸素ウェルネスアプリ | |
| 睡眠スコア | 睡眠スコア | |
| バッテリー | 最大24時間 | 最大:18時間 |
| 低電力モード | 低電力モード:最大38時間 | 低電力モード:最大32時間 |
| 高速充電 | 約30分で0%から80%まで充電 | 約45分で0%から80%まで充電 |
Apple WatchSE3がApple Watch11より劣っている点は「健康測定機能」と「ディスプレイ」、「バッテリー持続時間」です。
単純にiPhoneと連携させたいならApple Watch SEで十分と言えるでしょう。

でも、一度Apple Watchスタンダードモデル使っちゃうとSEシリーズにも出れないんだよね。
Apple Watch11販売店
Apple Watch 11はApple Storeだけでなく、Amazonや家電量販店でも購入できます。残念ながら、本体価格の割引はどの販売店でも実施されていません。
ただし、Amazonや家電量販店では 1%前後のポイント還元が受けられるため、Apple公式で購入するよりも実質的にお得です。
一方で、docomo・au・SoftBankの携帯ショップでは Cellularモデルのみの取り扱いとなり、Apple公式よりも高い価格設定になっています。
【Apple Store】 楽天でAppleギフト購入で楽天ポイント
Apple Storeでは、Amazonや家電量販店では取り扱っていない NIKEモデルやソロループなどの専用バンドやモデル が揃っており、在庫も比較的豊富です。
ただし、ポイント還元は適用されません。
| 46mm | 42mm | |
|---|---|---|
| GPSモデル | 69,800円 | 64,800円 |
| Cellularモデル | 85,800円 | 80,800円 |
AppleオンラインでApple製品を購入するメリットとは「開封していても14日以内」であれば返品に対応しています。
Apple StoreでApple Watchをお得に買う裏技として、楽天でAppleギフトカードを購入することで楽天ポイントが付与されます。
購入したAppleギフトを利用してApple StoreでApple Watchを購入すれば、楽天ポイント分お得になります。
楽天市場ではじめてAppleギフトを買う場合、初回購入から45日間は最大1万円までしか購入できません。
初回購入から46日を経過すると購入制限が解除されます。
【Amazon】Amazonポイントが付いてAppleよりちょっと安い
AmazonはApple公式の認定販売店であり、Apple Watchのスタンダードモデルも取り扱っています。
例えば、Apple公式で 59,800円 のApple Watch Series 10が、Amazonでは 58,592円 で販売されています。

さらに 1%のAmazonポイント も付与されるため、価格重視ならAmazonの方がお得です。
ただし、返品に対応していないことや、発売日に届かない可能性があるといったデメリットもあります。
家電量販店
ビックカメラやヨドバシカメラ、ヤマダ電機などの家電量販店でもApple Watchを販売しています。
家電量販店で買う
家電量販店では、独自のポイント還元が受けられるメリットがあります。
ただし、返品には対応しておらず、NIKEモデルなどの特別仕様は取り扱っていません。特別モデルを求める場合はApple Storeを選びましょう。
一方で「実物を確認してから購入したい」という人にとっては、気軽に足を運べる家電量販店は便利な購入スポットです。
【FAQ】Apple Watch11 よくある質問
Apple Watch 11の発表を待ってから購入を決めようと考えていた人も多いのではないでしょうか。

Apple Watch11によくある質問をご紹介します。
【まとめ】Apple Watch 11の進化点と選び方の結論
Apple Watch 11は、「Series10と比べて大きな飛躍」というよりは、細部をブラッシュアップしたモデルと言えます。
- Cellularモデルの5G通信対応
- バッテリー持続時間24時間に延長
- 「Ion-Xディスプレイ」の強度向上
- 高血圧アラート・睡眠スコアなど健康モニタリング機能の拡充
ただし、チップはSeries10と同一の S10 を搭載しており、GPSモデルを選ぶならApple Watch SE3 と比べて劇的な差ではないのも事実。
値上げや価格面を重視するなら、「買い替えのタイミング」かどうかはよく検討する価値があります。
GPSモデルで十分という方、価格重視の方は、現時点では SE3 やシリーズ10を維持する選択肢の方がコストパフォーマンスが高いこともあります。
最終的には「自分が Apple Watch に何を求めるか」を明確にすることが重要です。
機能・コスト・使い方のバランスを考えて、自分にとっての「ちょうどよい1台」を選びたいですね。








